◎…今年4月1日付で現職就任。副部長からの昇格だ。「旅行事業部は(農協観光の)根幹なので、その分(目標)数字のボリュームが大きい。プレッシャーだらけ」という。が、終始笑顔で受け答える姿を見ていると、自信もチラリ。
◎…OTA(オンライン・トラベル・エージェント)の台頭などで事業環境は厳しさを増すが、「JAグループの旅行会社として、食と農を通じた旅行サービスでお役に立つ。テーマであるふれあいツーリズムに磨きをかけ、特に、地方の特色を前面に出したい。そのため、全国にある七つの統轄事業部の取り組みを生かす営業展開をする」と方針は明確だ。
◎…来年10月には株式会社になって30年の節目を迎える。今秋からは周年記念キャンペーンを実施。旅行事業部として特別宿泊プランや平成最後のおかげ参り「JA豊年講」などに加え、チャーター旅行の充実などに力を入れる。
◎…プロ野球選手になるのが小さい頃からの夢で、高校3年間は野球漬けの日々。その高校野球生活も終わって、進路に悩んでいた時に思い出したのが修学旅行時の楽しかった出来事。「これからはそれを提供する仕事に就きたい」と思い、旅行専門学校に入学。1986年4月、農協観光に入社した。
◎…最初の勤務先は群馬・前橋支店。以来、新潟や埼玉の支店、関東統轄事業部などに籍を置く。「ふと気づくと上越新幹線沿線を転々としてきた」と笑う。28年間の営業と添乗の日々を過ごし、4年前から本社勤務。
◎…趣味は週1~2回のジム通いと愛犬との散歩。根っからスポーツマン、体を動かすのが好きだ。もちろん野球からは離れられず、「高校野球はずっと見ていたい」と目を輝かせる。新潟県阿賀野市出身、53歳。自宅のある群馬県高崎市から新幹線通勤。ご苦労さまです。
【内井高弘】