【観光庁「宿泊施設地域連携推進事業」モデル事業紹介】摩周湖観光協会(北海道)

  • 2019年3月22日

「ぶらり湯巡グルメ」キャンペーンの広告

湯巡りと地域の飲食 クーポン発行で誘客

 北海道弟子屈町の摩周湖観光協会は、宿泊施設の連携による商品造成を通じて観光客誘致のプロモーションを展開している。川湯温泉など町内の宿泊施設と周辺の飲食店が連携した泊食分離、複数の宿泊施設の大浴場を利用できる湯巡りなどに関する事業に取り組んだ。

 泊食分離では1泊2食の宿泊プラン以外にも、素泊まり、1泊朝食のプランに対応した宿泊施設はあるが、地域の活性化を目的に連携をとった取り組みには至っていなかった。同協会の館田康参事は「地域の活性化にはオフシーズン対策の誘客とともに、旅行者の滞在時間を延ばしたり、連泊客を増やしたりすることで、消費を拡大し、経済の地域内循環を促進する必要がある」と指摘し、事業を具体化した。

 地域初の試みとして、食べ歩きと湯巡りをお得な料金で提供する「湯巡(ゆめ)グルメクーポン」を2018年10月~19年2月に販売した。弟子屈町内の旅館・ホテル6軒、飲食店9店が参画。参画施設での入浴、飲食に利用できるクーポンで1冊を千円で販売した。

 湯巡グルメクーポンは、JALダイナミックパッケージのオプションに組み込んでもらったり、ウェブサイトでPRしたりした。18年11月に東京都内で開かれた北海道観光振興機構主催の観光商談会でも、泊食分離の宿泊プランと「湯巡グルメクーポン」をセールス。販売・利用実績は集計中だが、湯巡りの利用やスイーツの購入などに成果が出ている。

 泊食分離に関しては、新潟県の越後湯沢温泉観光協会が地域の宿泊施設と飲食店の連携で毎年実施しているイベント「ぶらりはしご酒」を11月に視察した。この視察の成果を生かして新たに企画、実施したのが「ぶらり湯巡(ゆめ)グルメ」キャンペーン。川湯温泉の旅館・ホテル4軒の湯巡りと、飲食店7軒での“はしごグルメ(酒)”に使えるお得なチケットを造成。利用期間は3月1日~17日。旅館・ホテルが宿泊客に3千円で販売するほか、宿泊プランにチケットを組み込んでいる。北海道旅行の専門雑誌にも広告を掲載するなどして集客に取り組んでいる。

 事業の成果を検証した上で「湯巡グルメ」の名称を用いた地域連携型の企画を季節やテーマを替えながら今後も開催したい考えだ。

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