
佐賀県鹿島市で3月22、23日、「第14回鹿島酒蔵ツーリズム2025」が開かれる。
おいしい地下水に恵まれ、コメ作りが盛んなことから江戸時代から酒造りが行われてきた同市。イベントでは市内五つの酒蔵を無料の巡回バスや徒歩で回り、蔵人と触れ合いながら地元の酒と食、文化、歴史を楽しんでもらう。
「酒蔵ツーリズム」は同市の登録商標。昨年12月に日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録され、今回はその記念イベントとしても開催される。
同市の周辺地域でも日本酒関連のイベントが同時開催される。「第21回肥前浜宿 花と酒まつり」は「酒蔵通りお祭り広場」をメイン会場にステージイベントや日本酒販売、マルシェなど。「第16回かしま発酵まつり」は、市の玄関口JR肥前鹿島駅近くにある矢野酒造の古くからの蔵で、大吟醸酒かすを使用した特製カレーや地元発酵食品を販売する。ほかに「第13回祐徳門前春祭り」(会場=祐徳稲荷神社門前商店街)、「第7回鹿島おまつり市」(同=JR肥前鹿島駅前広場)などのイベントも。各イベント、各蔵を巡るシャトルバスを運行する。
嬉野市では「第11回嬉野温泉酒蔵まつり」を開催。市内三つの酒蔵で新酒を含む各蔵自慢の酒を試飲できる。3蔵セットの販売や飲食ブースの設置もある。