全国各地で桜が見ごろを迎えているが、奈良県桜井市にある「花の御寺」と呼ばれる長谷寺では、16日からぼたん祭りが始まる。
長谷寺のぼたんは、唐の皇妃、馬頭夫人が観音さまの霊験を得たお礼にぼたんを献木したのが始まりといわれ、約千年前から栽培されている。以来多くの御献木により数が増え、現在では約150種、7千株にも及ぶぼたんが境内の随所に咲き誇り、参拝者の目を楽しませる。
期間中は布教師による特別法話、本坊大講堂特別拝観、春季特別寺宝展、鉢植えぼたんのプレゼントなど、さまざまなイベントを開催する。入山時間は午前8時半から午後5時まで、入山料は大人、中高生500円。