
やまなし観光推進機構と観光アプリの企画、運営を手掛けるwowp(本社・東京都江東区)は2月21日、山梨県内での観光における新たな人流創出や滞在満足度の向上を目的とした実証実験を開始した。県内の事業者を対象にwowpアプリ内への無料広告出稿キャンペーンを実施し、旅行者にタイムリーに施設や店舗の魅力を訴求する。実証実験の期間は2025年5月31日まで。
スマートフォンの位置情報を活用し、効率的に観光情報、クーポン、記事広告を発信し、山梨観光の魅力をアピール。主要な観光スポットにとどまらず、その周辺への人流分散を促進する。利用中の行動データと利用後の行動データを取得することで、旅行者の行動変容の有無も検証する。
滞在満足度の向上に向けたクーポンや隠れた魅力を伝える記事広告の発信では、クーポンは参画事業者の半径200メートルに入ると自動的にアプリに表示される。
今後、インバウンド観光客に向けた情報発信も予定する。
やまなし観光推進機構は「山梨県の魅力をお客さまに効果的に発信すると同時に、山梨県が抱える諸課題の解決につながる何かを得ることができれば。まだ知らなかった山梨県の新たな魅力をお客さまに発見していただきたい」。wowp社も「混雑を避けるという意味でも、主要観光スポット周辺の地元ならではの知る人ぞ知るスポットに出会っていただき、新たな山梨県の魅力を再発見してもらえたらうれしい」としている。