企業と連携した実践教育
学校法人日本ホテル学院が運営する専門学校日本ホテルスクールの教育理念は、(1)礼と節を重んずる人間の育成(2)ホスピタリティ精神の体得と実践(3)理論と実技の一体化によるサービスの創造(4)国際的視野に立脚した人間の育成(5)広く社会に貢献する人間の育成―の五つ。卒業生はホテル・ブライダル・レストラン業界で幅広く活躍し、企業からの評価も高い。今年度も「帝国ホテル」や「ザ・リッツ・カールトン東京」などの内定が続々と決定している。
同校の教育システムは、欧米のホテル学校を例とし、さらに国内の学校形態をも配慮。独自の教育体系を形成している。ホテル業界の現業部門での技能と知識を習得するために、サービスから経営までの一貫した教育を実施している。
開校以降、ホテル・ブライダルを中心に、企業と連携した実践教育を行っているのも特徴だ。当初からインターンシップ(企業研修)を導入した独自の教育プログラムにより、現場で活躍できるホテリエを育ててきた。「現場で活躍できる人材を育てるには、理論と実技を一体化させることが重要」と同校。総授業時間数の半分が実習で、2年間の学校生活のうち6カ月間は企業実習。在学中からしっかりと現場の仕事を学ぶことができる。
また、同校には1万2千人を超える卒業生がいるが、有名ホテルの役員、総支配人なども輩出。「ホテルでの実習経験が選択肢を広げ、自分の適性を知る手段にもなる」と語る卒業生も。
卒業してからも強固なネットワークでつながっている。昨年開かれた開校45周年を記念する式典にはホテル・レストラン・ブライダル業界、観光関係の団体・企業関係者、そして学校関係者、卒業生同窓生、教職員を含め総勢1500人が集まった。