
昨年12月に開店した「駅たびコンシェルジュ長野」は、善光寺の門前町・長野市内のJR東日本長野駅にある店舗です。
2022年度3~6月に、長野県・地元自治体・観光関係者およびJR東日本長野支社が連携して実施した「春の信州 彩り観光キャンペーン」に併せて、私たちは善光寺前立本尊御開帳や諏訪大社御柱祭りを中心に観光流動を創造する取り組みを検討し、善光寺との連携企画を実施しました。
連携企画では、善光寺御開帳に併せて「タビマエ」「タビナカ」に次の三つの取り組みを計画しました。
(1)善光寺ミニ講座&プチ先導(タビナカ)(2)善光寺御開帳記念「善光寺縁起お絵解き御開帳講話」(タビナカ・タビマエ)(3)善光寺御開帳と周辺観光地中継(タビマエ)
実施に向けて、まずは関係各所に、これまで旅行商品の販売などを行っていた「びゅうプラザ長野駅」が、観光情報の発信や相談、案内を行う新たな業態である「駅たびコンシェルジュ」へと生まれ変わったことのご説明を行いました。そして、善光寺事務局さまなど、地域の方に企画の説明を行っていきましたが、地域の方との対話などは初めての経験で、そこで得た学びは現在の業務にも大いに生きています。
三つの取り組みには、目標としていた200人の約3倍となる、合計600人のお客さまに参加していただきました。参加者には、善光寺を初めて訪れる方のほか、過去に御開帳にいらしたことのある方も多く、「これまでよく知らずに参拝していた。知識を得た中で、良い参拝ができた」「多くの学びを得て楽しい観光参拝ができた」など、多くの声が寄せられました。
今後は、インバウンド需要が回復するなど、国際的な往来、交流が増えることが予想されます。地域だけでなく、世界に向けて「長野」の良さを発信し、国内外からの誘客の実現を目指します。