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東京・西部地域の青梅―奥多摩駅間(青梅線)は、約4年前から「東京アドベンチャーライン」の愛称を掲げています。愛称には、沿線を降りてすぐ自然やアウトドアなど「アドベンチャー」が楽しめる、東京・新宿から奥多摩まで快速で約90分であるなど身近さを表現しています。行楽シーズンには、家族連れや若者など、多くの人が電車に乗り、地域ににぎわいをもたらしています。
東京アドベンチャーラインは、観光路線化を目指して、地域と共にブランディングを進めています。地域の皆さまからの熱量も年々高まり、2021年からは多摩川源流を守る青梅市、奥多摩町、山梨県小菅村の3地域と共に、無人駅から始まるマイクロツーリズム「沿線まるごとホテル」の取り組みを始動。地域住民だけが知る風景など魅力を提案しています。宿泊施設はまだ小菅村の2棟ですが、将来的には青梅線沿線の各駅に古民家ホテルを置き、また、駅を起点とした体験型ツアーを地域と共に打ち出していく計画です。
最近では、東京都商工会連合会多摩観光推進協議会と連携し、青梅線沿線の三つの酒蔵の銘酒を車内で振る舞う「地酒列車」を運行しました。10月8日に実施したモニターツアーには約200人が参加し、「酒を飲みながら楽しく移動できるのは電車ならでは」とうれしい声も。奥多摩駅で開いたマルシェにも地元の事業者が多く参画しました。今後は地元とさらに連携を深め、さまざまな企画を展開してまいります。
「1万人が1回より、100人が100回訪れる地域にしたい」
私たちJR東日本八王子支社では、地元の顔となる駅、社員を中心に、地域のお悩みを共に解消しながら、地域の「いいもの」を掘り起こす伴走型での観光開発、事業展開を進めています。掘り起こされた魅力は、首都圏、そして世界に届け、地域の皆さまと共に持続可能な地域社会の実現を目指します。