【直販を増やす】デジタルマーケティングトレンド51 松本慶大


松本慶大氏

 【無料で使えるビッグデータ分析ツール】

 消費者の行動やニーズをビッグデータから読み解くことがマーケティング活動において重要だ。今回は無料で使えるビッグデータ分析ツールを紹介する。

 検索データを調べるツールとしてGoogleトレンドは有名だが、キーワードの検索トレンドから消費者の需要動向を把握できる。全国各地の人流や消費ビッグデータを入手できる「V―RESAS」も便利なツールだ。コロナ禍でもどこから人が来ているのか可視化できる。

 お薦めのツールは、AIテキストマイニングbyユーザーローカル(https://textmining.userlocal.jp/)。大量のテキストデータから有益な情報を抽出するテキストマイニングが無料で1万文字までできる。具体的な使い方は、グーグルのクチコミ情報をコピーし、AIテキストマイニングbyユーザーローカルで調べる。ポジティブ、ネガティブコメントの傾向や、どういう点で評価されているのか、結果をすぐ見ることができるので、無料でできるお客さまのクチコミ分析に便利だ。

 【インスタグラム最新アップデート】

 Meta社(元Facebook社)のインスタグラム事業部責任者アダム・モッセーリがインスタグラムのアップデートについて自身のSNSに次の項目を投稿した。

 Product Tags(商品タグ)▽Enhanced Tags(個人アカウントの登録カテゴリの拡張)▽Ranking for originality(オリジナル投稿コンテンツの評価重視)

 まず、どのアカウントでも商品タグが使えるようになる。商品タグは、フィード、ストーリーズ、リール、Live動画など、投稿に商品タグを付与することが可能になり、商品のオンラインショッピングページへのアクセスを容易にする。

 Enhanced Tagsは、アカウントのプロフィール登録に「写真家」「ラッパー」など人物のカテゴリー登録が可能になる。

 最後に、Ranking for originalityだが、現在インスタグラムの投稿で、他人のコンテンツをリポストしたりシェアすることが可能で、オリジナルで投稿したコンテンツより、他者のアカウントでリポストした投稿の方がハッシュタグや発見タブで上位に評価されることがある。今後は、オリジナルの投稿がより優遇されるようにアルゴリズムをアップデートしていくとのこと。リポストしているアカウントは、今後発見タブやハッシュタグなど、投稿の評価ランキングが上がらなくなるということだ。

 投稿で、リポストのコンテンツが多い場合、アカウント全体の評価ランキングに悪い影響を及ぼす可能性があるので、今後はオリジナルの投稿でインスタグラムの運用を充実させることをお勧めする。

 ※参照=https://www.instagram.com/p/Cck9Do_gOPH/

 (コレリ―アンドアトラクト代表取締役) 

 
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