国立アイヌ民族博物館など6施設が完成
先住民族アイヌの文化復興拠点として国が北海道白老町に設置する「民族共生象徴空間」(愛称=ウポポイ)。4月24日の開業まで2カ月余りとなり、その整備が急ピッチで進んでいる。昨年末までに中核施設の国立アイヌ民族博物館をはじめ、体験交流ホール、体験学習館、工房などの主要施設が完成。現在、展示物や資料・解説の整備、案内板の設置、体験交流プログラムの選定、リハーサルなど開業に向けた作業の最中で、間もなくエントランス棟の飲食店や物販店の入店も始まる。また、昨年9月には入場料金が決定。国や道、運営主体であるアイヌ民族文化財団らによる誘客活動が本格化し、12月16日から修学旅行の申し込み受け付けも始まった。