
ろ過装置「SPFシリーズ」
商品開発から製造、販売、メンテナンスまでを一貫して行う温浴用循環型ろ過装置専門メーカーのショウエイ。旅館・ホテルなどに対し、ろ過装置「SPFシリーズ」のほか、温泉の温度を常時適温に制御するシステム「湯守のお手伝い」、浴室と脱衣室の3密を回避できる「サンミツシステム」などを提案している。
ろ過装置のSPFシリーズは、耐蝕性、対候性、保温性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)製のため、腐食性の高い温泉や海水などにも対応できる。タンクは10年保証なので安心だ。さらに、オプションである24時間遠隔監視システム「SBEM」の追加で、ろ過装置の効率的な運転と省エネを実現できる。
温泉、源泉の管理人である「湯守」。温泉旅館・ホテルでは、その湯守が高齢となり退職し、後任が不在で困っているという悩みを聞く。
湯守のお手伝いは、難しいとされる高温の温泉をほぼ適温の42度程度にまで下げるシステム。内風呂、露天風呂に浴槽内温度センサーを、脱衣室などには制御サーバーを設置し、温泉温度を適温に制御する。
温泉温度の情報は、同社のクラウドサーバー監視システムからインターネット経由で送信されるので、パソコン(PC)やスマートフォン、タブレット端末から確認できる。温泉の温度が高くなったなど異常が感知された場合は警報で知らせるので、安心して使える。
サンミツシステムは、宿泊施設のWi―Fiと、QRコードを利用した見える化システムだ。温泉旅館・ホテルの客室に設置された専用のQRコードを宿泊客が自身のスマホで読み取れば、浴場の混雑状況が簡単に確認できる。宿泊施設側は、大浴場と脱衣室に人感センサーを設置して、インターネットを通じて、事務室のPCで混雑状況の把握と、履歴データのダウンロードが可能だ。
このほか同社は、自動塩素注入装置、貯湯タンク、FRP製浴槽や、宿泊施設の集客に一役買うマイクロバブル装置、人工炭酸泉装置など付帯設備を幅広く取りそろえている。さまざまな課題を抱える温浴施設へ最適な提案を行っている。
現在、全国10カ所にまで営業所を拡大。各種の製品に対する保守管理・サポート体制の充実化を図っている。
「宿泊施設の課題解決に役立つ製品、サービスを数多くそろえている。気軽にご相談を」とショウエイ。
ろ過装置「SPFシリーズ」