「改正出入国管理法」「日本語教育推進法」など外国人受け入れのための法整備が急激に進む中、日本が本格的な多文化共生社会へかじを切る上で日本語教師の役割、日本語教育の考え方が注目されている。
アルクは、1987年から2013年までの四半世紀にわたり、日本語教育の実用情報誌「月刊日本語」で、最新の日本語教育をとりまく情報、そして日本語を教える上で役立つ知識やアイデアを伝えてきている。
本書は、アルク創立50周年を記念して情報誌「日本語」を復刊。外国人受け入れのための法整備が進み、多文化共生社会に向けて動き出した日本社会において、これから国民的な課題となる日本語教育の役割をさまざまな角度から掘り下げた1冊だ。
第1部では、「日本語教師が知っておきたい『外国人受け入れ』最新動向」として、宿泊、介護など「働く現場」で活躍する外国人の姿や、「特定技能」など、日本で働き、生活する外国人を支えるさまざまな法整備を分かりやすく紹介する。
第2部では、「日本語教育はどうかわる? 働き始めた外国人との共生社会」をテーマに、何が日本語教育の中で起こり、何を日本語教師に求められているかを解説する。
このほか、「外国人受け入れにより広がっていく日本語教育の未来」をテーマにした特別対談などを掲載する。
価格は1500円(税別)。112ページ。問い合わせは、アルクTEL03(3556)5501。