
在日15年以上で、内閣府公認クールジャパン・プロデューサーを務める著者が、「日本人の考える日本像」から脱却できない日本人に向けて、「日本製品の海外戦略に決定的に欠けている観点」について解説した。
世界から見て日本は最高にクールだ。にもかかわらず、クールジャパン政策などでは、なぜ日本の魅力を最大限に海外に向けて発信できていないのか。
その問題は、「日本人視点」(マイ・ジャパン)にあるという。世界が見ている「日本」と、日本が見ている「日本」は異なる。日本が世界市場で生き残っていくためには、「海外視点」(ユア・ジャパン)に立ち、海外の人たちが持つ日本のイメージは何かを知ることが必要不可欠だと指摘する。
マイ・ジャパンから脱却し、ユア・ジャパンで日本の商品や文化をPRすることの重要性を、ビジネスやコミュニケーション戦略の具体例とともに分かりやすく示した。
発行はクロスメディア・パブリッシング。四六判、288ページ。定価は1628円(税込み)。