
放浪、探検、冒険など旅人は私たちの心に何を刻むのか。人形三番叟、鉢叩き、歌舞伎の旅興業、備中神楽、オナゴ相撲、ボサマなど旅で生きる人たちがいる。
旅の文化研究所は、1993年に設立。近鉄グループホールディングス東京支社が運営する文化事業で、旅の文化をさまざまな観点から調査、研究し、その質的向上を図ることを目的に活動する。大学院への研究助成なども行っている。
本書は、さまざまな分野で活躍する研究者による、新しい旅行史の体系化を目指すシリーズの第2弾。旅と芸能や木偶まわしの旅、聖の旅、七代目市川團十郎の旅、神楽と旅回り、津軽三味線の旅など、記録に残しておかなければならない「旅で寿ぐ人びと」を紹介する。
価格は2300円(税別)。251ページ。問い合わせ先は現代書館TEL03(3221)1321まで。