
ヴィーガン(Vegan)は「完全菜食主義」などと訳される。あらゆる動物性食材(肉、魚、卵、乳製品、ハチミツ、ゼラチン)を摂取しない。いまや料理界では、健康、ダイエット、サステナブル、エシカル、そしてSDGsといったどのテーマとも結び付く必須の考え方だ。
レストラン「FARO」(東京・銀座)のエグゼクティブシェフである著者。「動物性たんぱく質の生産―つまり畜産や漁業がもたらす地球環境への負荷について考えれば、肉や魚を使わないヴィーガン料理は今後の社会には絶対に必要で、これからの日本でも必ず求められる」と語る。
同書は、ヴィーガン・メニューでの11のメソッドとそれに基づいた料理、そして季節とテーマに沿ったコース9本を掲載。役立つ自家製調味料や自家製ヴィーガン・チーズのつくり方をはじめ、ノンアルコールドリンクやデザートなども含め、クリエイティブな130品超を紹介する。
A4変型判、並製232ページ。発行は柴田書店。定価は5千円(税別)。