
ホテルの物語をひも解けば、旅はもっと深く面白くなる。
山口氏は、旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆する旅行作家。2012年「ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の100日」で小学館ノンフィクション大賞受賞。筆書に「箱根富士屋ホテル物語」などがある。富士屋ホテル創業者である山口仙之助氏は曾祖父にあたる。
本書は、山口氏が世界中を旅しながら考えたことをつづったエッセイ集。“ホテルの物語”を切り口に、深い知識と鋭い感性で社会や時代を読み解く。テーマはオリンピック、アジア、箱根などと多岐にわたり、ホテルの物語を読む楽しさを提供する1冊。
価格は1100円(税別)。304ページ。問い合わせは産業編集センターTEL03(5395)6133。