国際学院短期大学客員教授、日本おさかなマイスター協会講師、日本水産学会名誉会員の著者が、魚に多く含まれるDHA、EPAの機能性をはじめ、各種の研究データと最新動向をもとに「食べて健康になる」ための方法を具体的に提案している。
抗血栓作用があるというEPAは、クロマグロのトロやサンマ、養殖マダイ、脳を活性化するというDHAはこの三つや秋獲りカツオなどに多く含まれる。料理にした場合は、煮魚などにすると煮汁にいくぶんこれらが流れるため、その汁も食べた方がよいと著者は提唱する。
「日本料理への関心が高まるにつれ、魚についても深く広く知ることが求められてくる」と、旅館・ホテルの従業員教育テキストとして発売元では薦めている。
四六判並製、本文128ページ。定価1200円(税別)。
発売=星雲社TEL03(3868)3275。