
家族経営の創業50年の小規模旅館「山城屋」は世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で、日本国内に約4万件ある旅館の中から宿泊施設満足度ランキング・日本の旅館部門で全国第3位に選ばれた。
現在は、旅館の宿泊客のうち外国人が8割を占め、盆・暮れが休館で稼働率ほぼ100%を実現している。「地域再生はインバウンドから」を合言葉に名湯復活を目指す山城屋の外国人客獲得の秘訣を紹介する。
二宮氏は大分県湯平温泉にある旅館「山城屋」の代表。07年に町おこしイベント「ツールド・湯平サイクリング大会」を企画し、実行委員長として韓国、台湾と国際交流などを行っていた。外国人客の集客や接客体験をもとに執筆し、本書はまさに旅館のインバウンド対応の教科書といえる。
本書は、SNSを活用した外国人客の集客や来日前後の対応方法などを紹介。外国人にいかに「安心感」を与えるか、実例を交えて分かりやすく説明する。
また、働き方改革として従業員の完全週休2日制の導入やポスター、パンフレットの作り方なども紹介する。
価格は1500円(税別)200ページ。製作を行ったあさ出版のホームページで販売している。書籍販売についての問い合わせ先は同社TEL03(3983)3225。