国際観光施設協会(鈴木裕会長)は「ホテル・旅館の安全・安心読本2020」を発刊した。観光関係団体の中で唯一観光施設のハードの調査、研究を行っている同協会が、CSV活動の一環として取りまとめた。
同書は、(1)施設の耐震性向上(2)施設の防火対策(3)建築設備・FFE設備の安全性(4)内外装材の安全確保と維持保全(5)日常の災害対策―の5章で構成。
旅館・ホテルは新型コロナウイルスの感染防止対策を迫られているが、例えば(5)ではその重要性について触れている。施設を取り巻く社会情勢への対応策やヒントが盛り込まれており、手元に置きたい1冊だ。
A4版92ページ。定価1500円(税込み、送料別)。問い合わせは同協会、TEL03(3263)4844。