【本だな】「これでいいのか長崎県」マイクロマガジン社


株式会社マイクロマガジン社は、地域批評シリーズの最新刊、書籍「これでいいのか長崎県」を10月23日に発売した。

地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県
http://micromagazine.net/books/11252/
編者: 鈴木士郎
ISBN:9784896379310
文庫 / 書籍 / 319ページ
定価:980円(税抜)
発売日:2019年10月23日

【内容】
長崎県とはいかなる県なのだろうか。そのイメージはかなり良い。
長崎県以外の九州各県は、それぞれ特徴がありつつも、イヤなイメージが思い浮かんでしまうところも多々ある。
九州の顔ともいえる福岡は、その治安の悪さ(という先入観)から「修羅の国」なんていわれたりするし、その他の県はともかく田舎扱いである。

その点、長崎県はハイカラ、オシャレを筆頭に、海産物やら異国情緒やらに加え、長崎最大の悲劇である原爆投下も、復興を成し遂げた事実から長崎に好意的な見方をもたらすひとつの要素となっている。

このイメージの良さは、ひとえに歴史と地勢に基づいている。
長崎の地は古くから海外への玄関口として機能した。
大陸、特に朝鮮半島を経由せずに直接中国へ向かう「南路」は五島列島経由だったし、ヨーロッパ諸国との本格的にな接触は、平戸や長崎を拠点として盛んになった。
特に長崎は、江戸時代を通してほぼ唯一の国際港となり、海外の先進知識の集結地となっていた。

これにより、長崎には異国情緒あふれる街並みが形成され、閉鎖性とは無縁の開放的な気質が生まれたとされている。
異国の文化があふれ、開明的で自由闊達な人々、そして広い世界に繋がる紺碧の海などなど。
長崎には明るくオシャレなイメージを喚起させる要素が満ちている。

しかし、 このイメージを取り払えば長崎県は問題ばかりでしっちゃかめっちゃか。
今も合併時の不平不満は根強くくすぶり、 マグマのごとくうごめいているという。
開放的で進取の気性のイメージからはほど遠いこの現実。
実は長崎県もただのローカル県に過ぎないのかもしれない。

我々は、長崎県が置かれている現状と課題、その真の実力と弱点を探るべく、新たに県内を歩き回り、多くの資料を検証した。
そこでみえてきた本当の長崎県とはいかなる姿だったのか、ひとつひとつ解き明かしていく。

マイクロマガジン社公式サイト:http://micromagazine.net/
地域批評シリーズ:http://micromagazine.net/topics/chiiki-hihyo/

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