KNT―CTホールディングスの2020年9月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比80.9%減の82億6500万円だった。国内旅行が71.4%減の69億6505万円、海外旅行が97.1%減の4億1925万円。外国人旅行は98.7%減の4281万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が82.1%減(6億6233万円)、学生団体が35.6%減(24億39万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で58.8%減(30億6272万円)となった。国内企画旅行は、メイトが59.1%減の20億1638万円、クラブツーリズム国内は91.8%減の6億7572万円、合計で79.6%減の27億402万円。国内個人旅行は67.5%減の11億9830万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は99.9%減、学生団体は47.9%減で、合計が86.7%減の3億2901万円となった。海外企画旅行は99.9%減の275万円、海外個人旅行は97.6%減の8748万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体は大人数での移動を避ける傾向が続き前年を下回った。学生団体は修学旅行などの再開が見られたものの取り扱いは減少した。国内企画旅行では、メイト、クラブツーリズムともにGoToトラベル事業の東京の支援対象が10月1日以降だったため、9月においての取扱高への影響は限定的だった。
海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期、イベントリスクの影響などから取り扱いが減少した。
外国人旅行は、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置が開始されたが、往来の再開対象地域が限定的であることなどから前年を下回った。