JTBが9月25日に発表したグループ会社11社計の7月の旅行取扱額は前年対比2.7%減の1398億7900万円となった。うち国内旅行は3.9%減の817億8400万円だった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は0.9%減。一般団体は4.5%減、教育団体は12.7%増となった。
企画商品は9.8%減で、うちブランド「エースJTB」は7.2%減。エースの取扱人員は10.4%減で、方面別では8.3%増の中国四国のみが前年を上回った。落ち込みが大きいのは、18.3%減の関東、15.6%減の中部、12.9%減の北海道。
海外旅行は3.5%減の505億1千万円だった。団体旅行が11.5%減、企画商品が0.9%増だった。
国際旅行は18.2%増の75億8500万円となった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の8月31日付の人員ベースでの予約状況は、8月が7.1%減、4~8月累計が2.2%減。オンライン予約サイト「ジャパニカン」での宿泊人数の都道府県別トップ5は(1)北海道(2)東京都(3)沖縄県(4)神奈川県(5)山梨県。北海道、沖縄県がシェアを落とした一方、神奈川県がシェアを伸ばした。
2019年度4~7月累計は、総取扱額が2.8%増の5613億9500万円だった。国内旅行は1.2%増の3287億7500万円、海外旅行が4.3%増の1971億5900万円、国際旅行が10.8%増の354億6100万円となっている。