KNT―CTホールディングスの6月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比95.9%減の17億1163万円だった。国内旅行が96.2%減の9億5110万円、海外旅行が98.5%減の2億1416万円。外国人旅行は1734万円の損失となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が89.6%減(3億9129万円)、学生団体が99.7%減(1745万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で96.0%減(4億874万円)となった。国内企画旅行は、メイトが95.4%減の1億5465万円、クラブツーリズム国内は99.9%減の25万円、合計で98.7%減の1億5703万円。国内個人旅行は同87.6%減の3億8531万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は98.1%減、学生団体は85.6%減で、合計が96.3%減の1億3688万円となった。海外企画旅行は99.9%減の136万円、海外個人旅行は97.8%減の7590万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体、国内学生団体は新型コロナウイルス感染拡大抑制のための緊急事態宣言が解除されたが、都道府県を超えた移動の自粛などが影響し、取り扱いが減少した。国内企画旅行では、メイト、クラブツーリズムともにイベントリスクによる旅行需要の冷え込みが続き、販売を大きく減少させる結果となった。
海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響を受けて減少した。
外国人旅行は、新型コロナウイルス感染者拡大による入国制限措置などの影響を受けるほか、売り上げ計上がほぼない中でのレイルパスなどの払い戻しの結果、マイナス計上となった。