
阪急交通社が発表した6月の旅行取扱額は249億8593万円(前年同月130億3675万円)だった。コロナ禍前の19年度比では14.8%減。
国内は180億8421万円(同129億4262万円)、19年度比51.8%増だった。
グレードの高い宿泊施設の取り扱いを増やすなど商品構成を強化し、全国での募集告知を積極化。その結果、航空機利用のツアーがコロナ前の4割増と大きく伸長した。また、ベストシーズンを迎えた北海道や、九州、四国、東海の集客が伸び、大幅に好転した。
海外は65億5286万円(同9412万円)、19年度比61.8%減。韓国、台湾、香港が集客をけん引したほか、欧州ではスイス、イタリア、フランスの周遊型旅行が活況だった。海旅全体の取扱人数は前月より2割増しとなったものの、本格的な回復には至らなかった。
訪日旅行は3億4886万円。19年度比45.3%増。
総販は約30億円 阪急阪神BT
阪急阪神ビジネストラベル(BT)の6月の取扱額は29億4245万円(同20億997万円)、19年度比16.8%減。
国内は1億8351万円(同1億1063万円)、19年度比28.7%減。出張の取り扱いは回復傾向にあり、緩やかに増加。企画旅行は19年を上回り好転した。
海外は27億5894万円(同18億9934万円)、19年度比15.8%減。中国を中心に出張需要が好調に推移した。