
エイチ・アイ・エス(HIS)がこのほど発表した4月の旅行取扱高は前年同月比34.5%増(2019年同月比53.1%減)となる221億6915万円だった。国内旅行は、同5.2%増(32.9%減)の34億7419万円となった。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、エイチ・アイ・エス沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字。
国内旅行は、ゴールデンウイーク(GW)施策として、「最大2万円引きGWクーポン」の対象期間を延長するなど、間際の出発の取り込み強化を図った。出雲大社の団体祈祷と八足門(やつあしもん)の特別参拝が組み込まれた添乗員付きツアーが好調に推移し、島根県が前年同月比で97.6%増、19年同月比で208.5%増となるなど、大幅な伸びを示した。また、バスツアーでは、春の風物詩となっている「富士芝桜まつり」などの花見を絡めたツアーが人気を博し、前年同月比48.5%増、19年同月比5.4%増と好調に推移した。
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