【月別取扱額10月】KNT-CTホールディングス、「メイト」前年並みに回復


 KNT―CTホールディングスの2020年10月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比66.6%減の154億5907万円だった。国内旅行が46.1%減の145億2262万円、海外旅行が99.3%減の1億2075万円。外国人旅行は146万円の損失となった。国内企画旅行メイトは前年並みまで回復した。

 国内旅行の内訳は、一般団体が86.1%減(5億1733万円)、学生団体が44.2%減(36億2261万円)。一般、学生団体ともに減少し、合計で59.4%減(41億3995万円)となった。国内企画旅行は、メイトが6.2%減の36億3241万円、クラブツーリズム国内は47.8%減の49億316万円、合計で35.6%減の85億5273万円。国内個人旅行は同46.6%減の18億2993万円だった。

 海外旅行の内訳は、一般団体は98.9%減、学生団体は99.5%減で、合計が99.2%減の3143万円となった。海外企画旅行は99.9%減の217万円、海外個人旅行は97.5%減の8714万円だった。

 区分別に見ると、国内学生団体は修学旅行の再開の動きがみられたものの、国内一般団体を含め移動を避ける傾向が続き、取り扱いが減少した。国内企画旅行では、前年には至らなかったが、Go Toトラベルキャンペーンの効果で家族や友人など少人数単位で催行するツアーや宿泊商品は前年並みとなった。

 海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響や、航空路線の運休、減便が続いていることなどから取り扱いが減少した。

 外国人旅行は、レイルパスなどの払い戻しなどの結果、マイナス計上となった。

 
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