エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年10月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比89.1%減の42億2562万円だった。国内旅行が同19.2%減の38億782万円、海外旅行が同99.1%減の2億7548万円。訪日旅行は92.0%減の1億4231万円となった。
国内旅行は、Go Toトラベルキャンペーンの利用が増加し、除外となっていた東京都の解禁や県民割など各自治体における割引施策もあり、大きく需要が回復。販売チャネルとして休業店舗が多い中、ダイナミックパッケージを中心としたオンライン販売が好調に推移したほか、バスツアーも回復基調となった。
海外旅行は、新型コロナウイルスの影響から、全方面で主催旅行をツアーキャンセルとしたため、大幅な減少となった。
訪日旅行は、ビジネス渡航の規制緩和の動きが見られた一方、レジャー需要では海外渡航制限措置が継続したことから減少が続いた。