エイチ・アイ・エス(HIS)の1月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比194.0%増(前々年同月比91.9%減)の28億2448万円だった。国内旅行が同226.7%増(同41.0%減)の22億3591万円、海外旅行が同113.7%増(同97.9%減)の5億8325万円。訪日旅行は同53.0%増(同99.8%減)の531万円となった。
国内旅行は、年末年始の旅行者数が前年と比べ高い伸びを示したが、国内でのオミクロン株の急速な感染拡大に伴い、1月9日から広島県、山口県および沖縄県の区域に「まん延防止等重点措置」が実施され、その区域が拡大したことで旅行需要が鈍化した。
しかし、昨年1月は緊急事態宣言下であるなど、今年1月の状況と比較すると急激な旅行需要の低下に至らず、渡航先の変更や出発日の変更など旅行予約は継続的に動いた。
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