
ホテルでの採用が決定
日本ハネウェル(東京都港区)と、ハネウエルビルディング・テクノロジーズ(以下、HBT)は、事業ラインの一つであるビルディングマネージメントシステム(BMS)でホテル・旅館向けソリューションとして、世界各国の5つ星ホテルで導入実績がある客室制御システムINNCOM(インコム)を今年から立ち上げ、京都で建設中の新規ホテルで第1号案件に取り組んでおり、事業ラインの一つでもあるセキュリティソリューションでも同ホテルに監視カメラの採用が決定している。
現在、多くの既設ホテル・旅館では、老朽化した監視カメラが使われていたり、十分な台数が設置されておらずセキュリティが確保されていないため、監視の役目を果たしていない状況が多い。
政府からの発表でも、インバウンド旅行者数は急速に増加しており、安全性の確保は必要不可欠な状況となってきている。
現在、HBTではホテル向け監視カメラとして「Performance(パフォーマンス)シリーズ」を提案している。
同製品には、標準機能として、200万画素、屋内・屋外兼用仕様、必要な画角で映像を取れるようにズーム付き、ホテルの内装を邪魔することなく設置できる天井埋め込み対応、全方位撮影可能、といった機能が搭載されている。
また、低価格であることも魅力だ。「従来の監視カメラシステムより大幅に予算を削減できるという点が大きな強みで、監視に十分な台数を設置することが可能となる」と同社は自信を見せている。
今後、映像を従来と同一の保存容量で10倍まで録画可能となる機種のリリースも予定している。従来の監視カメラシステムでは、録画期間が長く取れない場合、画質を落としたり、滑らかな映像を犠牲にするなどの調整が必要であったが、その必要がなく、録画期間も伸ばすことができるようになり、よりセキュリティ性を強化することが可能になる。