【旅館の人手不足「私の提言」】日本旅館協会労務委員長 山口敦史

  • 2020年1月7日

山口氏

 家業からの脱却をうたって分業化を進めてきた30年だが、1人が何役もこなす旅館本来の効率良い働き方に戻すべき。また同時に機械化、IT化を進め省力化を図ることが大切だ。

 次に定年延長。65歳までの延長は言うに及ばず、それ以降も可能な限り再雇用を継続し、経験に裏付けられた高い能力を社内に留保する必要がある。

 さらには、インバウンドの増加と国内人口の減少という確実に来る将来を見据え、外国人の積極雇用も重要である。海外の大学で学んだ高い語学力やマネジメント力を持つ高度人材を積極的に登用し、また新しくできた特定技能の制度を有効活用することで、旅館業のグローバル化の一助としたい。

 最も重要なのは、旅館業の魅力向上である。日本文化の伝承者としてのプライドを持ち、その価値を適正な価格に転嫁することで、経営の健全化を図る。また働きやすい職場環境の整備を進めることで若者の就職を増やし、離職率を下げる必要がある。

 給与・賞与の直接的な魅力向上はもちろん、休日の適正化、休館日の設定、レクリエーションの実施や多様な学習の機会など、働きがいや自負心の醸成に努めることが重要だ。

 さらには、地元の高校や大学で観光コースを創出するために、自治体や教育委員会等と協議をするのも一つの方法ではないだろうか。


山口氏

 
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