【旅館の人手不足「私の提言」】リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター主席研究員 北嶋緒里恵

  • 2020年1月3日

北嶋氏

 人手不足を「数」で担保しようと採用計画に注力しても、人口減が加速する地方部では解決は困難だ。離職率が高い職場のままでは採用→離職の堂々巡りに。外部環境を考えると本質的解決は「自社が変わる」という選択肢しかないのでは?

 じゃらんリサーチセンターでは三重県にて2年間「持続可能な宿経営の未来塾」プロジェクトを進めている。経営層と現場リーダーに変革する機会とノウハウを提供する。経営層は自社の戦略・ビジョンを考え言語化、それを社内で伝え、巻き込み、変革を推進するための人材マネジメントを学ぶ。また支配人・部門リーダー層は、現場課題から自身がチャレンジしたいテーマを選び実践、PDCAを回す手法と成功体験を学ぶ。この2階層を強化することで宿の変革は進む。他地域にも横に広がる展開を望んでいる。

 労働集約型の旅館ビジネスは今後さらに人材の「質」が鍵となる。中長期の戦略・ビジョンが明示でき、社内で共感を呼ぶ状態がつくれるか?が今後の採用・定着施策に影響する。

 帝国データバンク調査によると業歴100年以上の老舗企業が多い業種で「旅館・ホテル」は3位。事業承継が多い現・旅館経営者は2代目以降が多く、自身で経営理念や、他社を凌駕する圧倒的な自社の強みを掘り下げて、一から再定義する機会が意外に不足している。変革のきっかけと機会が必要だ。


北嶋氏

 
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