新潟県 上越市・十日町市
新潟県上越市・十日町市には田舎らしい風景・暮らしがあります。私たちは自然と自然のつながり、自然と人とのつながり、人と人とのつながりを大切に考え、そのさまざまなつながりを暮らしや体験、人との交流の中で、肌や心で感じてもらえるような受け入れを目指しています。忘れがちな自然への配慮、人への思いやり、生きることの大切さを短い時間の中で伝えていきます。地域では受け入れのための研修会や反省会、あるいは視察や学校訪問などを実施し、地域の連携を図りながら自ら学び・楽しんで地域で事業に取り組み、「具体的な体験からの気づき」を伝えていきたいと考えています。人とひとをつなぐ「越後田舎体験」で心高まる体験・交流をしていただきますよう皆さまのお越しをお待ちしております。
■プログラム例
越後田舎体験エリアである上越市と十日町市において、施設、地域との関わりの中で田舎の暮らしや文化、農業、食などさまざまな体験をし、そこで暮らす方々と交流することで、自分たちの地域や自らの生き方を考えていただくプログラムです。
農村のくらし=農村生活の中では、食品ロスやリデュース、リユース、リサイクルの取り組み、あるいは自然と調和したライフスタイルに関する情報などでの学びがあり、行動に移すための気づきがあります。
手描き友禅染=きもののまち十日町市では手描き友禅染体験ができます。時間があれば工場見学も可能です。
雪里のブナ林=日本海側の多雪地のブナは標高200メートル前後、民家のすぐそばにブナ林があります。実際に林を観察することで、生態系サービスによって私たちの生活は支えられていることを学びます。
稲作(田植え・稲刈りなど)=平野部の田から山間部の棚田までは標高差があり、5月上旬から6月上旬まで田植えができます。一般的な体験は田植え、稲刈りですが、そのほかにも、農家の人は常に稲の発育状況を観察しながら、水の管理、除草(草刈り)などの作業を行います。
信濃川ラフティング=比較的緩やかな流れの信濃川を川の流れと米作りの大地を感じながらボートで下るコースです。チームが一つになってゴールを目指します。
雪の利活用を学ぶ=雪室とは、雪国ならではの天然の冷蔵庫です。上越市安塚区では雪を活用した施設がいくつかあります。施設見学、話、体験も含めたプログラムです。
高田の雁木の町家巡り=豪雪地域の雁木の町家の今と昔の暮らしを学びます。
火焚(た)き体験=林の様子を学び、たき木を集め、火をたきます。
【プログラム例】
施設:田舎体験の宿
テーマ:田舎で暮らす(例)
日程:1泊2日または2泊3日
受け入れ可能人数:10人~(宿泊施設などにより異なる)
学習のスケジュール案(1泊2日、2泊3日)
事前学習 事前に地域のことを調べる
講話 受け入れ地域の方が講師となり、自らの仕事・活動・考え方などを語る。農業、ブナ林、高齢化、田舎の観光、Iターンなどのテーマを設定=所要時間1時間程度
体験 (1)地域探索(2)農業体験(3)ブナ林(自然)散策(4)ものづくり(作って使う)(5)季節のもので料理(6)川の体験(ラフティング)(7)海の体験(釣り・乗船など)―など=体験時間は各2~3時間
振り返り 聞いたこと、体験したことをまとめ、発表する=所要時間は2時間程度
事後学習 探求学習の感想、自分の生活の中で取り組みたいことなど
田植え体験の光景