【教育旅行特集】三陸復興国立公園 大震災の伝承と織りなす大自然 

  • 2021年9月20日

「大津波語り部」から生きる力を学ぶ

岩手県 田野畑村

 岩手県沿岸北部に位置する田野畑村は、人口約3200人の農山漁村です。三陸復興国立公園に指定されている海岸線には、高さ200メートル前後の断崖が約8キロにわたり連なる北山崎や、弓状にえぐられた200メートル前後の断崖が5列に連なる鵜の巣断崖などの景勝地を有しています。北山崎は、平成11年に公益財団法人日本交通公社が行った全国観光資源評価・海岸の部で、世界に誇示できる観光資源であるとして、最高ランクの特A級に格付けされています。
 
 田野畑村の豊かな自然の中に築かれてきた歴史や文化、漁業、農業、酪農、林業、観光と多彩な産業と人々の営み、そして大津波の体験と復興へ進む姿は、たくましさや生きる力を育むための良き教材です。体験プログラムの指導者は訪れる子どもたちとの交流を大切にし、素顔と本音で真剣に向き合います。

 新型コロナウイルス感染症対策として体調確認、手指消毒、マスクの着用をしていただき、各種体験実施人数を制限しながら実施します。

 ■組織と教育訓練=体験村・たのはたネットワークがコーディネート組織として手配のワンストップ化を図り、田野畑村役場が後方支援をする官民一体の体制を整え、学校や旅行会社の目的や要望に対し迅速、柔軟に対応しています。プログラムの指導者や民泊家庭は、定期的な研修を行い、漁船プログラムについては海上保安庁などとの連携訓練を実施し安全確保に努めています。

 ■民泊(ホームステイ)=80軒の受け入れ家庭があり、200人の受け入れが可能です。隣接の普代村や、アクセスの良くなった三陸沿岸道路で約30分の久慈市などと連携し、大規模校の受け入れも可能です。地域の人々が連携して自然の恵みを共有し助け合ってきた営みを体験し、ふれあいを通じて心が成長します。

 ■宿泊ホテル=336人の収容能力を持つホテル羅賀荘は、宿を出るとすぐに体験現場というロケーション。ホテルに隣接の屋内交流センターではセレモニーや体験プログラム、ワークショップなど多目的な活用が可能で滞在中に効率的なプログラムを組めます。

 ■机浜番屋群=平成18年に「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選ばれた机浜番屋群。東日本大震災で流失しましたが、多くの方の支援で以前の面影を復元する形で再建されました。現在は漁師の拠点施設であるとともに、塩づくりや番屋料理などの体験ができる観光拠点にもなっています。

 【お奨めプログラム】

 ◆サッパ船アドベンチャーズ=三陸地域の観光振興をけん引するサッパ船アドベンチャーズ。漁に使う小型漁船(サッパ船)に乗り、断崖直下や岩礁の間を縫うように航行する漁師の勇姿に気迫を感じます。洋上や漁港での体験は漁業の厳しさや漁師の知恵を伝えます。

 ◆大津波語り部=平成23年3月11日に村を襲った大津波は、住家や施設のみならず、多くの尊い命を奪い去りました。被災地だからこそ伝えなければならない、あの日この場所で起こったこと。そして10年の歳月の中で懸命に復旧・復興を続けてきたこと。当時を知るガイドから防災への備え、生きる力を学びます。

 ◆塩づくり体験=かつて三陸沿岸一帯で行われていた塩づくりを昔ながらの製法で体験できます。大量の海水から生み出される塩の量はほんのわずか。歴史を学ぶことで、いかに塩が貴重であったかを実感できます。

「大津波語り部」から生きる力を学ぶ

体験村・たのはたネットワーク

 

 


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