【年頭所感】日本温泉協会 会長 笹本森雄

  • 2021年1月13日

固有の温泉文化を未来に

 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。皆さまには平素より当協会へのご理解、ご協力をいただき誠にありがとうございます。

 さて、昨年は年始より新型コロナウイルス感染が拡大し、社会、経済が著しく制限された1年でした。ここ数年、地球温暖化のせいか、大きな気候の変化が起きています。これは自然界からの警鐘でしょうか。当協会の令和2年度の北海道登別温泉で開催予定でした会員総会は、感染拡大で中止せざるを得ず、書面決議で執り行いました。昨年10月に予定していた「旅と温泉展」も中止し、各委員会活動も変更、中止が相次ぎました。

 しかし、12月6日に、創立90周年事業の一環としてスタートしました「温泉検定」はソーシャルディスタンス、検温、手指消毒、会場内換気などの対策を徹底して実施しました。12月7日には第2回理事会を開催して上半期、下半期の事業並びに収支報告、次年度事業計画、予算案の承認を受けることができました。本年も引き続き以下の重点目標に基づき事業を行ってまいります。

 (1)関係組織と協力して新型コロナウイルス感染拡大防止対策を推進すること

 (2)100周年に向けて日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録を目指すこと

 (3)入浴エチケットポスター販売による外国人湯客のマナー向上

 (4)機関誌「温泉」とホームページ「温泉名人」、SNS活用で温泉情報発信

 (5)温泉検定実施で温泉知識の普及

 (6)SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを模索すること

 (7)温泉モニタリング装置開発普及に協力すること

 (8)温泉が健康増進に効果をもたらすことのエビデンス収集調査を行うこと

 さて、コロナ禍でも各国と比べ感染者が少ない日本の生活様式や衛生観念が話題に上がります。入浴や畳など日本固有の生活文化を凝縮したものが日本の温泉文化、旅館文化にあり、共同利用が前提となる温泉は清潔を維持しながら利用することが求められ、湯を汚さないための入浴作法、マナーをお互いが守っています。当協会では日本固有の温泉文化を未来へ伝える大切な生活文化の一つとして捉え、ユネスコ無形文化遺産登録に向け活動しています。日本各地の温泉や諸団体と協力して推進してまいります。ぜひ観光関係各位をはじめ、国民全体のご賛同をお願いいたします。

 最後になりましたが、皆さまのご健康とコロナウイルスの終焉(しゅうえん)を心から願っております。

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