【年頭所感】持続的未来へ向けて 日本旅行 社長 堀坂明弘

  • 2020年1月15日

堀坂社長

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 改元の祝賀に沸いた令和元年、GW10連休やラグビーW杯などで旅行業界は強い追い風を受ける1年となりました。そして令和2年、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催の年が明け、日本はこれまでに経験したことがない多くの訪日客を迎え入れることになります。

 創業115周年の本年はさまざまな意味でチャレンジの年であると捉えています。経済のグローバル化が進み、また、マーケットはDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に向けた取り組みが加速、一方で、SDGsの達成、ダイバーシティ、働き方改革など、われわれがスピード感を持って対応すべき課題は山積しています。これらへの解決として、最適な組織を構築し、人材の育成を行いながら、継続的にローリングを行っていくことが重要であると考えます。「マーケットイン」の精神に立ち、マーケットニーズに柔軟に適応していくことで、「リアル・エージェント」としての存在感をより高めていく必要があります。

 本年、新たな中期経営計画「TRANSFORM2025」をスタートさせます。法人営業分野においては「MICE」「インバウンド」「教育旅行」「BTM」「地方創生事業」を引き続き重点分野とし、強化エリアにおける要員体制の拡大、営業支援の拡充を図り、持続的発展に向けた体制の構築を行います。個人旅行営業においては環境変化に対応した営業体制の再構築、最適化を図り、ウェブとリアル店舗の連携でお客さまの利便性の向上を図ります。また、旅行会社の枠に捉われずさまざまな企業との協業により、さらなる事業領域の拡大、深度化を目指していきたいと思います。

 地方の活性化、新たな観光資源の開発、発信など、日本全国の地域との連携もより強固なものに推進してまいります。そのひとつが「MaaS」への取り組みです。いよいよ5Gも実用化され、移動ルートや決済の最適化、さらには自動運転、自動課金など近未来的・超未来的事業が実現するのはそう遠い未来ではないでしょう。私たちは私たちの知見を生かし、そこに待つ未来の社会へ「リアル・エージェント」として地域貢献していかなければなりません。

 本年は「せとうち広島DC」が開催され、北陸新幹線が開業5周年を迎えます。来年は九州新幹線が10周年、2023年には北陸新幹線が敦賀へ延伸し新幹線ネットワークが拡充されます。2023年開業予定の「うめきた地下駅」をはじめとした鉄道インフラの活用や大阪西地区の開発を機とする地域振興など、私たちはJR西日本のグループ会社の一員として真価を発揮していきたいと考えています。

 さらに東京オリンピック・パラリンピックを皮切りに、来年以降はワールドマスターズゲームズ関西(2021年)、そして大阪・関西万博(2025年)、アジアへ目を向けますと中国では2022年に北京冬季五輪、杭州アジア競技大会と国際イベントが続きます。ラグビーW杯で実感できた国際交流の活発化に当社も積極的に関わり、成果を上げていきたいと思います。

 私たちを取り巻く環境が著しく変化しても、私たちが変わらず持ち続けているもの、それは「安心・安全」「お客さま満足」を軸としたお客さまへの思いや取り組みです。全ての事業の根底にある“変わらないもの”を心に抱きつつ、日本旅行グループの総力を挙げて力をつけ、「リアル・エージェント」の持続的な未来へ踏み出す一歩の年にしたいと思います。

 本年も引き続き皆さま方のご支援、ご鞭撻(べんたつ)をよろしくお願い申し上げます。

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