三菱電機エンジニアリング(本社・東京都千代田区)が販売している電子冷蔵庫は、振動がなく静音性に優れたペルチェ方式の電子冷蔵庫だ。
ペルチェ方式とは、2種類の半導体(P型とN型)を電極でつなぎ、電流を流すと一方で吸熱が、もう一方で放熱が生じるペルチェ効果を利用して冷却する方式で、起動音や振動のあるコンプレッサー方式と比べて静振性、静音性に優れる。加えて、輻射(ふくしゃ)冷却方式を採用しているため、温度ムラが少なく、乾燥しにくい高品質の冷蔵保存も提供している。
最新式の「20リットルタイプ電子冷蔵庫」は、奥行きを375ミリと薄くしたことが最大の特長。インテリア性の高い外観デザインには、ダークブラウンを基調とした木目調を採用したことにより高評価を得ている。
また、吸排気の内部構造を改良し、メンテナンスの手間を省く長期メンテナンスフリーを実現。小型ながら2リットルのぺットボトルも収納できる。デザイン性、安眠などの快適性が求められるラグジュアリーホテルや高級旅館、限られたスペースを最大限に有効活用したいビジネスホテルなどで販売実績を伸ばしている。
上位グレードの「41リットルタイプ電子冷蔵庫」は、コンパクト設計ながら大容量を実現。庫内も段差がないため小さなホールケーキなどの収納も可能だ。
外観色も木目調とパールホワイトの2色をラインアップし、高いデザイン性が評価され、ラグジュアリーホテル、リゾートホテル、旅館などで採用されている。
「国内生産で信頼性の高い電子冷蔵庫を提供するとともに、ペルチェ方式の特徴を生かして、安心して使ってもらえる商品開発を継続的に実施する」と同社。
20リットルタイプ電子冷蔵庫