
西村社長とエアロピュア
感染対策で西村屋も設置
兵庫県豊岡市の北部に位置する城崎温泉。旅館やお土産屋が並ぶ湯の里通りの一角に立つ、創業160年の老舗旅館「西村屋」。重厚感のある玄関門をくぐると、ロビーの窓辺には絵画を切り取ったような日本庭園が広がり、それを取り囲むように伝統的な客室が展開される。
同館ではコロナ禍の今、医療部門機器などの日機装が取り扱う深紫外線LEDを実装した空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」を本館と姉妹館の全客室に1台ずつ設置し、感染対策を講じている。その数131台。
「熱海で旅館を営む友人が全客室に導入したことや、学術機関での試験結果もニュースになり、エアロピュアなら間違いなく感染対策を図れると思い、採用した」と社長の西村総一郎氏。西村屋が実施した宿泊客のアンケートでは、「万全の感染対策をしているため、安心して過ごせる」などの声が寄せられていると話す。
エアロピュアは、日機装が2014年のノーベル物理学賞受賞者とともに開発した深紫外線LEDの技術を活用。光触媒による除菌・消臭機能に加え、捕捉した菌やウイルスに深紫外線LEDの光を照射し不活化させる。菌やウイルス、アレル物質などの有機物に有効なほか、トイレ、汗、ペットの気になるにおいにも効果的という。
また、LEDの照射部位は装置内にあるため、直接見えない設計になっていると同時に、フロントカバーが外れると運転を停止する安全機能が実装されている点も特徴。
同館では今後も、「エアロピュアのような新しい技術を搭載した製品を積極的に取り入れて、受け継がれてきた伝統を守っていきたい」と西村氏。
この件についての問い合わせ先は、日機装メディカル事業本部TEL03(3443)3756。
西村社長とエアロピュア