飲用に最適な熱湯を提供
業務用電気給湯システムの老舗メーカー、日本イトミック(東京都墨田区)は、6月にホットウォーターディスペンサー(卓上型電気湯沸器)「EHWD―14」を発売する。
EHWDー14は、貯湯量14リットル、ワンプッシュで飲用に最適な90度以上の熱湯をいつでも出湯する。特許を取得している独自制御の「ステップボイル機能」を搭載した点が特長。「本体内部のセンサーで温度を検知して、90度以上の湯温を保ちながら、段階的に給水を行い、大幅な湯温の低下を起こすことなく給湯を行う機能」と営業本部次長の谷本洋太氏。「1回の使用で大量に使わない限り、湯切れを起こさないため、常に飲用に適したお湯を提供する」という。
従来型のWKT―14シリーズよりも体積比で32%の小型化に成功し、一般的な電気ポット(4リットル程度)を3台設置した時と比べて、約3分の1以下の設置スペースを実現。
また、排水処理が不要で、給水とコンセントをつなぐだけで簡単に施工可能。電源は単相100ボルトの15アンペアで使用可能。単相200ボルトを活用することで、沸き上げ時間を短縮する。
製品ラインアップは、ボタンを押し続けている間に出湯するチャイルドロック機能を実装した「継続出湯タイプ」と、ボタンを押すと決められた一定量を出湯する「定量出湯タイプ」を用意した。
後者は、あらかじめ設定した湯量をワンプッシュで給湯するため、「厨房内の希釈作業や、カフェカウンターでのティーポット、ドリンクバーなど熱湯を利用して飲食を提供するさまざまな業務での活用に利用できる」と谷本氏。
この件についての問い合わせ先は、日本イトミック営業本部TEL03(3621)2121。
EHWD―14