
受け取り用冷凍・冷蔵ロッカー
「冷凍」対応は業界初
業務用設備機器、システムなどのトータルサービスを展開するパナソニック産機システムズ(東京都墨田区)は、1月から「受け取り用冷凍・冷蔵ロッカー」の受注販売を始めた。国内で業界初となる冷凍温度帯に対応。さらに業界初の屋外対応機もラインアップする。
「飲食店の持ち帰り需要や冷凍・冷蔵品の宅配需要の高まりに応えるべく製品化に至った」と同社。
冷凍、冷蔵、常温の3温度帯に対応しており、従来の受け取り用ロッカーでは対応できなかった要冷凍・要冷蔵食品にも使用できる。また、制御ユニットとロッカーユニットからなるシステム構成になっていることから、1台から20台まで連結でき、用途や環境に合わせた組み合わせを実現し、屋外(直射日光下は要庇)を含む設置場所の選択肢は幅広い。
冷蔵ロッカーユニットは庫内温度2~23度、同冷凍はマイナス15度からマイナス25度の幅広い温度帯での設定が可能だ。
併せて、専用のクラウドサービスで、ロッカーの空き状況や機器の状態を遠隔で監視することができる。そのため、状況に応じた遠隔制御に加えて、商品の入出庫や庫内温度の履歴なども確認できる。
これにより、旅館・ホテル、飲食店などの持ち帰り料理や小売り商品を非対面で受け取れる。新しい生活様式に順応したサービスといえる。
同社は、今後も冷凍・冷蔵設備を中心に、機器、サービスを通じて、幅広い業界に貢献するという。
この件についての問い合わせ先はパナソニック産機システムズ・販売促進部TEL03(6364)3729。
受け取り用冷凍・冷蔵ロッカー