パナソニックコンシューマーマーケティング(大阪市中央区)は、4月からクラウド型業務用小型ロボット掃除機「RULO Biz(ルーロビズ)」の月額定額制の清掃プラットフォームサービスを開始した。
幅351×奥行き330×高さ99ミリとコンパクトサイズのため、テーブルや椅子など障害物が多い複雑な場所の清掃に対応した設計が特徴。
昨今の人手不足により、一部の旅館・ホテルでは、宴会場を含む広い場所に大型業務用ロボット掃除機で清掃業務の自動化を進めている。
一方で、什器などが多く設置される売店などの狭小空間では、大型機の導入が困難だった。これをヒントに、モノづくり側の開発部門は家庭用ロボット掃除機で培った技術とノウハウを生かし、業務用小型機の開発に着手した。
RULO Bizは、無線で専用サーバーと通信し、サーバーから送られてくるマップに基づいて清掃を行う。パナソニック独自のレーザー「SLAM技術」を搭載したことで360度周囲を瞬時に把握し、広範囲を精細に自動マッピングする。
併せて、内蔵された3種類の障害物検知センサーによって、マップ内の障害物を瞬時に検知し、指示された場所を効率よく清掃する。
また、RULO Biz1台で複数マップを清掃させることも可能なほか、複数台を同時に稼働させるなど、柔軟に対応する。
ほかにも、指定された時間に自動で清掃を開始し、必要に応じて自ら継ぎ足し充電をして、清掃を完結するため、有人作業は清掃後のごみ捨てのみと負担を軽減した。
月額基本料は本体1台当たり1万3千円(税別)からで、年1回の定期点検・メンテナンス、故障時の代替機支給などが含まれる。
この件についての問い合わせ先は、パナソニックコンシューマーマーケティングTEL03(5782)7910。
RULO Biz