
由布院別邸 樹の客室
インバウンド客を獲得
樹ホテルズジャパンが運営する大分県由布院の温泉旅館「由布院別邸 樹」は、伝統とモダンを融合し、それぞれに趣向を凝らした13棟14部屋の離れ宿を構えている。地産池消にこだわり、旬の食材を使用した新しい由布院料理が堪能できるレストランも併設する。
その同館は、インバウンド客の獲得を目的として2017年、ホームページに、tripla(トリプラ)が提供する「AIチャットボット」を導入した。問い合わせに対して標準で5言語(英語、簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語)での対応が可能なtriplaチャットボット。運用開始に伴い、インバウンドの売り上げとシェアが急激に高まった。
樹ホテルズジャパン代表取締役の前田洋氏は、「今後の人口減少時代において、当社を含め多くの小規模施設では人材不足の抜本的な改善が見込めない。AIチャットボットは、採用が難しい多言語スタッフを24時間配置するのと同じ」とその効果を語る。「このような先進的な情報技術は、お客さまへのサービス品質の向上、不安や不便を解消するという意味でもとても重要だ」という。
同館ではまた、外国人客からの直予約比率の向上を目指し、予約エンジン「triplaホテルブッキング」も活用。コロナ禍にあっても、以前の予約システムと比較して、直予約の件数が前期超えの実績になったという。
triplaのシステムについて前田氏は「先になるかもしれないが、インバウンドも含め国内外の旅行者が戻ってきたときに、ますます効果を発揮してくれるのではないか」と期待している。
この件についての問い合わせ先は、triplaTEL03(6276)6553。
由布院別邸 樹の客室