【口福のおすそわけ 411】ホットサンド! その1 竹内美樹


竹内氏

 前号でご紹介させていただいたハッセルバックポテト同様、SNSで「映(ば)える」と人気の「萌(も)え断(だん)」。断面に萌える、つまり食べ物の切り口の、食欲をそそるビジュアルにときめくこと。SNS上で2016年ごろから、「#萌え断」とハッシュタグをつけた投稿が激増したようだ。

 切り口が美しいフォトジェニックな食べ物は数あれど、代表選手はサンドイッチ。元祖は2015年にブレイクした「沼サン」。陶芸家の大沼道行氏が考案した、お茶碗山盛り1杯分の千切りキャベツ入りサンドイッチだ。コレを自分流にアレンジしてSNSに投稿する人が続出、人気に火がついた。以来、SNS上で多くの人が「萌え断」を競い合うように。具材の種類が増えるほど断面はカラフルで魅力的になるから、サンドイッチはどんどん厚くなり、10センチを超えるツワモノまで! この進化系サンドイッチ、わんぱくにかぶりつかなきゃ食べられないので、「#わんぱくサンド」として拡散した。

 その後、Instagramで食をテーマに活躍するインフルエンサー「デリスタグラマー」の発信を機に、メッシュタイプのホットサンドメーカーで作ったボリューミーな萌え断ホットサンドが話題に。実は筆者もコレに触発され、同じホットサンドメーカーを購入した1人。ゆで卵はモチロン、メンチカツなんかも丸ごと入っちゃう頼もしさ。魚焼きグリルやトースターで焼ける直火式だ。

 筆者のホットサンドメーカー遍歴は、電気式からスタートした。耳のない正方形のサンドイッチパンが、ムギュッと押し付けられながら焼かれ、二つの三角形のホットサンドが出来上がるヤツだ。だが、何たって薄っぺらいから、具をたくさん挟めずつまらない。

 そこで、ホットサンドメーカーの代名詞ともいわれる「バウルー・サンドイッチトースター」を入手。真ん中に仕切りがある「ダブル」でなく、具をたくさん入れられる「シングル」を選んだ。1930年代にブラジルで生まれ、日本で発売されたのは1970年代だそう。ロングセラーだけあって優秀だが、欲張ってチーズを入れ過ぎたら、あふれ出て熱源のガスコンロがチーズだらけという残念な結果に。自己責任だけど…。

 お次はイタリアのホットサンド、パニーニが焼けるというグリルパンを購入。付属のガラス製グリルプレスを重しにして焼くと、鍋底の溝で奇麗なしま模様ができる。肉系を焼くときはかなり活躍しているが、結局なぜかパニーニはほとんど作らず、今に至っている。

 その後、前述のメッシュタイプをゲットし、満足していたハズなのだが、調理器具フェチの筆者、電気式で具がムチャクチャいっぱい入るサンドイッチメーカーがあると知り、所有欲を抑えきれず購入。予想以上に具が挟める上、電気式なのにプレートが外せてお手入れ楽チン。だが、サンドイッチの端っこがくっつき難いのが玉にキズ。
 そして、つい先日、また買ってしまった! 何を? 次号をお楽しみに!

 ※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。

 
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