コロナ禍ならではの青年部PR活動
新型コロナウイルスが感染拡大を始めた頃、栃木県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部は、「不安に思う皆さまへできることを」と、「ワンコイン湯めぐりプロジェクト」「源泉デリバリー」など、さまざまな取り組みを行った。
令和2年3月に始めた「ワンコイン湯めぐり」は、ワンコインの500円で県内施設の日帰り入浴が楽しめる企画。入浴の際にSNS(フェイスブック、インスタグラム)の「栃木県旅館ホテル若旦那の会」のページを「いいね」または「フォロー」して割引画面を掲示した人に割引価格の500円で入浴できるようにした。県内19施設が参画。緊急事態宣言発出前の3月23日から4月10日まで実施した。
源泉デリバリーは、応募者の中から抽選で1日3組に県内温泉地の源泉を県内の自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の選手、スタッフが届けるというユニークな企画だ。16日間で約70件の注文があり、約10トン分の温泉を、外出を自粛する県内の家庭に配達した。
「自粛期間が明けた後の旅行のきっかけに」と、宿泊施設のPR動画も制作。動画投稿サイトで配信し、約2万7千回の再生があった。