サクラクオリティ導入による品質向上
新潟県旅館ホテル生活衛生同業組合は、宿泊施設の品質認証制度「サクラクオリティ」導入による組合員旅館・ホテル全体の品質向上と質の高い観光地域づくりを目指している。
サクラクオリティは、宿のサービスの品質を第三者が調査し、認証する制度。快適性、安心安全、地域文化性、バリアフリー、海外対応など、さまざまな視点から調査。安全安心、清潔感を確保する「1サクラ」から、意匠性が高く、高いレベルの顧客配慮ができる「5サクラ」まで、5段階で認証される。
同県湯沢町などを圏域とする「一般社団法人雪国観光圏」が同制度をいち早く導入。その後、県全体で取り組み始めた。
制度についての勉強会を各地で開催。県内各施設が制度の認証を受けるための申請を行い、現在は同県旅館ホテル組合員施設で75軒、組合員施設以外も含めて80軒が各段階で認証されている。これは全国の県でもトップの取得数という。
「サクラクオリティは自館の通信簿」と同組合。「制度をうまく活用し、県内施設のレベルアップを図るとともに、施設を海外も含めて広くPRしたい」。