宿泊業におけるこれからの人材確保について
愛媛県旅館ホテル生活衛生同業組合は、従業員の確保に苦慮する組合員旅館・ホテルが増えている中、その人材確保に向けた研修会を東予、中予、南予の各地区で開いた。アンケート調査を事前に行い、地区ごとのニーズを把握。組合員の声を反映させた研修にするよう努めた。
道後温泉で行った中予地区の研修会は、正社員やアルバイトなど、外国人の雇用が既に定着している事業所が他地域に比べて多く、「新たな外国人の在留資格」に関心が高かったため、その最新情報や今後の行方を東京から講師を招き講義した。
研修会は東予地区で2回、中予地区で1回、南予地区で2回開催。地域の事情や組合員のニーズに合わせて「外国人の雇用」「雇用の見直し」「女性の雇用環境」「生産性向上」などをテーマに行った。
研修会に参加できなかった組合員には、各地区の研修会とともに、中予地区で開催した「インバウンドの推移と外国人材の受け入れ」を主題とした講演会の資料を配布。「多様性、柔軟性のある雇用について必要性を感じ、理解を深めてもらう一助とした」と同組合。