宿のバリア情報の公開が「集客拡大」につながる
千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合は、組合員施設のバリアフリー情報を同組合のホームページで公開している。積極的に情報発信することで、高齢者や障害者が宿選びをする際、参考にしてもらうとともに、組合員施設の集客機会を拡大しようという取り組みだ。
バリアフリー調査を行う「日本バリアフリー観光推進機構」からレクチャーを受けた組合事務員が、車いすユーザー、ケアマネージャー、福祉住環境コーディネーターらとともに施設を訪問。玄関、客室、大浴場、食事処、トイレなど館内設備について、幅、段差、高さなどを計測するとともに、写真撮影。ハード面にとどまらず、スタッフがどこまで宿泊客をケアできるかなど、ソフトの対応も調べる。
平成31年3月時点で11施設の調査を完了。順次、組合のホームページに掲載している。
取り組みは県の観光担当部署にも評価され、千葉県公式観光物産サイトのトップページに「ちばのハートフルな宿」としてバナーが掲載されている。
バナーは各施設の公式ホームページにも掲載。アクセスの向上を図っている。