【令和時代における交通インフラの人材採用23】水陸両用バス 女性バス運転手協会代表理事 中嶋美恵

  • 2020年2月26日

 水陸両用バスをご存じでしょうか。陸上では車輪を下ろしてバスとして道路を走り、水上では車両後部のスクリューを使用して船舶として走ります。各社で「スカイダック」「KABA」など、ユニークな名称の水陸両用バスが運行されており、人気を博しています。

 このバスの醍醐味(だいごみ)は、陸上から水上へ移行する瞬間です。水しぶきをあげて海や川、湖の中へ入るその一瞬を一度は体験したいものです。このバスも日本では大変レアなバスで、まだ何カ所でしか走行していませんが、外国人、日本人問わず、観光客に大人気のバスです(主な運行場所=栃木県・湯西川、東京都・隅田川、神奈川県・横浜港、神奈川県・芦ノ湖、山梨県・山中湖、長野県・諏訪湖、滋賀県・琵琶湖、大阪府・中之島、長崎県・ハウステンボスなど)。

 水陸両用バスを運転するには、二つの免許が必要になります。一つは陸上用の大型自動車二種免許、もう一つは水上用の小型船舶操縦士+特定操縦免許です。バス事業者が運行する場合、大型二種免許を所持している運転手の中から希望者を募り、経費で免許を取得させるそうです。「希望者は多いですか?」と質問したところ、返ってきた答えは意外なもので、「運転してみたいという気持ちはあるものの、船舶免許を取るハードルを高く感じる」と、遠慮される運転手の方が多いとのことでした。

 観光立国を目指す日本にとって、このバスもまた一つの観光ツールになることは間違いありません。きれいな川や湖を多数持つ日本ならではのメニューとなるのではないでしょうか。新型コロナウイルスで観光客数の減少や目標予算の達成が懸念されている今だからこそ、観光産業の一助となるコンテンツの考案が必要だとも感じます。羽田空港を降り立った乗客を陸路ではなく、水路で都心へ運ぶ水陸両用バスも計画予定があるようです。今後、さまざまな場所で水陸両用バスが見られるようになるかもしれません。

 (リッツMC代表取締役社長兼女性バス運転手協会代表理事)

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