【人事】IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの最高開発責任者に丸山 裕が就任


丸山 裕氏

 インターコンチネンタルホテルズグループは、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの最高開発責任者(Chief Development Officer, Japan)として、丸山 裕(Yutaka Maruyama)氏が4月1日付で着任したと発表した。同社発表による詳細は以下の通り。

 インターコンチネンタル ホテルズグループ(IHG®)は、このほどAMEA(アジア・中東・アフリカ)地域 および日本での成長戦略を加速するため、開発部門の組織を変更し、新たに設けた最高開発責任者(Chief Development Officer)の人事を発表しました。

ラジット・スクマラン

ラジット・スクマラン

 まず、日本を含む、AMEA(アジア・中東・アフリカ)地域の最高開発責任者(Chief Development Officer, AMEA)にラジット・スクマラン(Rajit Sukumaran)が就任しました。前職ではスターウッド ホテルズ&リゾーツのアジア太平洋地域で買収・開発部門シニアバイスプレジデントを務めていたスクマランは、ホテル開発やフィージビリティの最前線で12年以上にわたって培った経験を生かし、IHGのAMEA地域を統括する開発部門の代表として地域内の各マーケットの成長戦略を推進していきます。

 スクマランは、次のように述べています。「AMEA地域でより大きな成長をめざすIHGの一員に加えていただいたことを、たいへん光栄に思っています。この10年で、アジア・中東・アフリカの各地域は歴史的な発展を遂げてきましたが、その可能性はまだきわめて膨大です。業界でもトップクラスの実力で知られるIHGの仲間とともに、地域全体で長年協力関係にあるパートナーの皆さまや新たな協力先とのビジネスを着実に前進させていきたいと願っています。」

 シンガポールの南洋(ナンヤン)工科大学で会計学の学士号を取得したスクマランは、スターウッド ホテルズ&リゾーツ入社以前、プライスウォーターハウスクーパース・シンガポールのコーポレート ファイナンス部門でM&A、株式公開(IPO)など国際的な企業間取引も手掛けた経歴を持ちます。

丸山 裕

丸山 裕

 さらに、日本の開発部門には、新たにIHG・ANA・ホテルズグループジャパンの最高開発責任者(Chief Development Officer, Japan)として、丸山 裕(Yutaka Maruyama)が4月1日付で着任しました。同氏は国内外でホテルの開発やアセットマネジメント、オペレーション分野で25年以上にわたる豊富な経験を持っています。前職では、ASEAN地域を対象としたホテル事業の起業やホテルアセットに関する投資、ターンアラウンドなどのファイナンシャルアドバイザリー業務を手がけ、それ以前には、不動産投資ファンド大手のエートス・ジャパンでホテルアセットマネジメント部門のディレクターとして活躍しました。

 同氏は、米国コーネル大学ホテル経営学部を卒業後、1990年から約15年にわたり、スターウッド ホテル&リゾート傘下のウェスティンホテル淡路 リゾート&コンファレンス、シェラトンリゾーツ・フェニックス・シーガイア、並びにウェスティン リゾート グアムの総支配人、ウェスティン インターナショナル アジア・パシフィックの開発部門等で多くの実績を残しました。

 IHGは、世界各地の有力なホテルオーナー・投資家の間でビジネスパートナーとして高い評価を受け、現在AMEA地域のおよそ40の国および地域で6つのホテルブランド(インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・イン、ホリデイ・イン エクスプレス、ホテル インディゴ、ステイブリッジ スイーツ)で271ホテルを展開しており、今後数年でさらに149のホテルをオープンする開発計画を進めています。日本では、ANAとのジョイントベンチャー会社であるIHG・ANA・ホテルズグループジャパンとして、4つのホテルブランド(インターコンチネンタル、ANAクラウンプラザホテル、ホリデイ・イン、ANAホテル)で33ホテルを展開しています。

 AMEA地域では、新規開発において同地域の成長を牽引しているホリデイ・イン、ホリデイ・イン エクスプレスの開発と並行して、同地域のマーケットニーズを背景に、ラグジュアリーホテルブランドのインターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツのほか、ライフスタイルホテルブランドのキンプトン ホテルズ&レストランツとホテル インディゴの開発を加速させる方針です。

 国内では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会や拡大する訪日外国人旅行者向けの需要のみならず、東京をはじめとした国内各地のマーケットが国際都市・デスティネーションとして育成されることが求められる現在、従来のANAクラウンプラザホテルの共同ブランド化のモデルやミッドスケールのホテルに加えて、国内外の富裕層やライフスタイル志向のマーケットに注力した開発戦略を積極的に推進します。


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