【交通トレンド分析41】豊橋、小田原停車「ひかり」でも変わらない東京-名古屋 航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗

  • 2020年2月25日

 今回は筆者が名古屋出張の際に活用している新幹線の利用法について取り上げてみたいと思う。東京駅もしくは品川駅、新横浜駅から名古屋駅へ向かう場合においては、「のぞみ」を利用する人が圧倒的だろう。なかには「こだま」が割安で利用できるプランを利用する人もいるが、「のぞみ」の指定席が混んでいる時などに重宝するのが、「ひかり」だ。

 「ひかり」は、列車によって停車駅が異なり、新横浜―名古屋間では小田原、熱海、三島、静岡、浜松、豊橋のいずれかもしくは複数駅に停車するが、注目したいのが1時間に1本ペースの豊橋もしくは小田原のみ停車する「ひかり」だ。1駅しか停車しない「ひかり」は、後続の「のぞみ」の通過待ちがないので、「のぞみ」と数分しか変わらない。

 筆者は先日、名古屋駅から東京駅まで乗車したが、名古屋駅を16時26分に乗車して、豊橋、新横浜、品川に停車し東京駅に18時10分に到着した。後続の名古屋駅16時32分発の「のぞみ」は18時13分に東京駅に着くので所要時間は3分しか変わらなかった。

 「のぞみ」よりも指定席が空いているケースも多いほか、自由席利用の場合は両数が多いので(のぞみの自由席は3両に対し、ひかりは原則5両)、座れる可能性も高くなるのだ。

 通常の駅のみどりの窓口などで指定席を購入する場合は、「のぞみ」よりも210円安い。これは「のぞみ」と「ひかり」「こだま」とは指定席料金の設定が異なっているからだ。時間があまり変わらないのであれば活用しない手はない。

 ただ、自由席やJR東海のネット予約「エクスプレス予約」では料金は同じだ。筆者にとってありがたいのはエクスプレス予約では、3日前までの購入で「ひかり」のグリーン車を利用できる「EXグリーン早特」を使うことにより1万2050円で快適な移動が可能な点だ。通常のエクスプレス予約の指定席だと1万310円、駅の窓口で「のぞみ」の指定席を購入すると1万1300円(通常期)であることからわずかな追加でグリーン車に乗れるのはありがたい。通常の「エクスプレス予約」のグリーン車利用で1万3970円であり、1920円の差がある。

 最近は訪日外国人(インバウンド)の増加で、訪日外国人がJR全線を乗り放題で利用できる「ジャパンレールパス」の利用が増えており、「のぞみ」は適用外であることから「ひかり」の利用者も多い。それでもビジネス需要が多い時間帯では「のぞみ」の方が混み合っているケースが多く見受けられるので空席を見ながら活用してみてはいかがだろうか。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
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