【交通トレンド分析104】夏の沖縄の目玉に?「ピカチュウジェット」 鳥海高太朗

  • 2021年6月30日

 夏休みに向けてスカイマークがポケモンとコラボレーションした特別塗装機「ピカチュウジェットBC」(BC=スカイマークの英数字2字で表す2レターコード)が6月21日の羽田発那覇行きでデビューした。今後約5年間、那覇空港、みやこ下地島空港発着路線を中心に日本の空を飛ぶ。

 同機は機体全体をラッピングしたフル仕様の特別塗装機で、遠くから見ても非常に目立つ。今回、株式会社ポケモンが新型コロナウイルスによって「多くの人が外に出る楽しみから遠ざかっている中、再び自由な活動ができるようになった時、あらためて旅の喜びや移動の楽しさを感じてほしい」という思いで企画した「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環として機体をラッピングした。

 株式会社ポケモンは今回、スカイマークに対して版権使用料は無償としたほか、ラッピングにかかる塗装費用についても負担している。また、株式会社ポケモンは移動を楽しむ目的地として沖縄県を選び、沖縄県の土産品、交通機関、観光施設などさまざまな取り組みを通じて沖縄の魅力を発信し、首都圏や関西圏などから沖縄県の観光を盛り上げていきたいという強い意気込みが感じられる。版権使用料を徴収しないというのも、コロナ禍で航空会社、観光業をサポートしたいという意思があると記者会見で感じた。

 私は6月21日の羽田発那覇行きのピカチュウジェットBC初便を取材する機会に恵まれたが、機内ではこの機体限定でピカチュウの機内アナウンスをはじめ、専用のヘッドレストカバー、ドリンクのカップ、その他にもさまざまなポケモングッズが搭載されており、この飛行機に乗って沖縄へ旅行に行きたいという思う人も多いだろう。筆者のツイッターアカウント(@toriumikotaro)で10匹のピカチュウが沖縄県出身のHYのイメージソングとともにイベントで踊った動画やピカチュウの機内アナウンスの動画を公開したところ、どちらも動画再生数が2万以上になった。傾向としては、子どもだけでなく大人のポケモンファンも多く、この飛行機で沖縄へ出掛けたいというコメントも多く寄せられた。

 ピカチュウジェットBCはボーイング737―800型機の1機のみで、投入便については前日にスカイマークのピカチュウジェット特設サイトで発表される。事前に計画を立てることはできないが、思い立ったら投入路線を確認して前日予約の割引運賃で予約してみるのもいいだろう。明るい話題であることだけは間違いない。

 (航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
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